ママの心構え 3
『パパに期待しない』
ここまで読んで「えっ?!」と思うかもしれませんが、これはママ自身のための心構えでもあります。
「きっとやってくれるだろう」と期待したのに、パパがやってくれなかったとき。
そりゃもうママはガッカリです。
イライラです。
そんなママ自身にも疲れちゃいます。
だったら最初から期待しないこと。
期待してはなかったけど、パパが協力してくれれば、ママは「えっ!いいの?ありがとう!!」な「ラッキー♪」な気持ちになれるのです。
期待してなかったことが起きて笑顔になったママを見るのは、パパはもちろん家族にとっても幸せです。
パパとしてはですね、「やってくれるよね?」と無言の圧力を感じると、さらに協力したくなくなるのですよ。
期待しないことで、パパは「強制」から解放されます。
「強制」から解放されることで、協力することが重くのしかかることではなくなり、「オレがしよっか?」につながります。
この言葉が出れば、ママはニンマリ笑顔に。
「オレは仕事で疲れとるとたいっ!」とか「休みの日くらい、ゆっくりさせろよ」とかパパの言い分もありますよね。
実際に長い時間を仕事に費やしていたり、平日はあまり休息が取れないのかもしれない。
それは、家族を養うためのこと。
多くの方は、好きで長い時間仕事をしたり、趣味で休息の取りづらい仕事をしているわけではないですよね。
パパもきっと早く家に帰りたいと思っていても、仕事がそうはさせてくれないのでしょう。
パパには本当に感謝です。
しかーし!ママだって仕事をしています!
妻として、母としての休みなんてありませんからっ!
ママの一日を同じようにパパにしてもらおうとしても、きっと完璧にはできないでしょう。
それくらい仕事をしながら育児や家事ってカンタンなことではないのです。
だからこそ、育児と家事をパパとママと二人ですることに大きな意味があるのです。
ママ一人がすべてを背負い、仕事も育児も家事も完璧にこなすのは、無理難題です。
家事と育児をパパときっちり半分こはできなくても、ちょっとだけパパに分けることで、ママの負担はずいぶん軽くなります。
「私、子どもの夜泣きがあるから、寝れていないの。パパを起こしちゃだめだと思ってがんばっているの。」や「私、今仕事が繁忙期で家事がほったらかしでごめんね。パパが困らないようにだけはがんばるね。」などママは疲れていてしんどいけど、パパのためにがんばるわ!を、ものすごく疲れた表情で伝えてみる。(ここはママの演技力が重要です!)
ママ想いのパパは、きっとイクメンに近づいていくでしょう。
育児はともかく、家事はパパとママの間で「やれるほうが、やれるときに、やれる分だけ」と決めていると、お互いに大きな負担にはならないでしょう。