育成クラブ

小学校低学年のお子さんが学校から家に帰り、一人でカギを開けて、誰かが帰ってくるまで一人で過ごすこと。

なんだか怖いですよね。

ママたちが小学生の頃と比べて、交通環境や起こる犯罪など、危険な場面が増えたようにも感じます。

働くママとその大事な子どもたちのために、放課後を安心して安全に過ごせる学童保育「放課後児童クラブ」があります。(地域によっては「児童クラブ」「育成クラブ」「学童クラブ」といいます。)

市町村や社会福祉法人、保護者会が運営している場合が多く、小学校内に施設があるクラブや保育園、公民館などその場所も様々です。

育成クラブ

 

では、利用するにはどうすればいいのでしょう?利用できる時間は?いくら掛かるの?

「放課後児童クラブ」について、熊本市役所 青少年育成課 井上さんにお話を聞いてきました。

利用料金や利用できる時間、活動内容もクラブによって異なりますが、熊本市の場合は利用者負担金が児童1人あたり月額4,300円で、それとおやつ代や教材費の実費とスポーツ安全保険900円(年額)を利用者の方にご負担いただいています。

2人目以降は月額2,150円で、生活保護や就学援助を受けている方は負担金が免除になります。

利用時間は児童の下校時間から18:00まで。土曜日と長期休業中は8:30~18:00としていて、日没後は保護者のお迎えを原則としています。日曜日、国民の祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除く日は開設しています。

 

熊本市外での利用料金は、1時間当たり300円~600円としているクラブや、月額3,000円~10,000円、または基本料(3,000円~5,000円)+1時間当たりの料金としているクラブがあります。

また、年会費(年に1度の支払い)として保険料1,000円~2,000円、初年度だけの入会金や登録料(2,000円~5,000円)、おやつ代や給食代(月に1,000円~5,000円)、遊びや学習に使う教材代(500円~3,000円)を徴収しているクラブもあり、兄弟割引などの減額制度があることも。

利用料がいくら掛かるのかは、お子さんが通っている小学校の周辺にあるクラブへお尋ねください。

利用時間は、平日は下校時間~18時または19時、土曜日や長期休暇中は7時または8時~18時または19時で利用できるクラブがほとんどです。

利用できる学年は、小学1年生~3年生までのクラブもあれば、小学6年生まで利用できるクラブもあります。

クラブによって異なりますので、利用料金と同様に利用したいと思うクラブへ尋ねてみてください。

クラブから家に帰るとき、必ず送迎が必要なクラブや、時間になったら子どもに帰宅をさせるクラブがあり、ファミリーサポートの方が送迎をしてくれる子どももいます。

保護者の方が家にいる曜日はクラブを休んだり、習い事がある曜日はクラブから早めに帰宅していたり、ご家庭に合わせてクラブを利用している方も多くいらっしゃるようですね。

クラブによっては、新入学生を入学式前の4月1日から利用できるところもありますよ!助かりますね。

熊本市の場合は、①保護者が「就労又は病気等」で、児童が帰宅しても世話をすることができない家庭の小学1年生~3年生までの児童であること(障がいのある児童は6年生まで入会できます)。

それから①の状況が週3日以上であること、が入会基準です。入会については熊本市が決定します。

また、熊本市の場合は短期(1ヶ月以下)の利用はできないことになっています。

申込みの時に、申込書とは別に就労証明書(仕事をしている証明を勤務先が記入)の提出が必要です。

負担金の免除を受ける方は、免除申請書と関係書類を提出いただいています。

4年生以上の児童は、障がいのある児童であることが条件ですので、療育手帳、身体障がい者手帳または専門医の書面による所見(写し可)が必要です。

 

入会のための条件や申込みに必要な書類はクラブによって異なります。申込期限があるクラブもありますので、余裕をもって申込みしましょう。

 

熊本市では仕事だけではなく、病気や出産前後で児童のお世話をできない場合も放課後児童クラブを利用することができます。

出産の場合は出産前2か月と出産する月、出産後2か月の5か月間は放課後児童クラブを利用できますよ。

それに、各クラブには指導員がいます。

お子さんが安心して、安全に過ごせるように、出欠確認や外遊びに付き添い、危険から守ってくれています。

適切な遊びと生活の場を与えることにより、その健全な育成を図ることを目的として開設していますが、小学校低学年の児童にとって親と過ごす「ふれあいの時間」は、とても大切なものです。

保護者が家庭にいらっしゃるときは、できるだけお子様と一緒に過ごすよう心がけてください。

ikusei-2

では、実際にクラブではどんな活動をしているのでしょう?熊本市にある放課後児童クラブへ密着取材に行ってきました!

小学校の敷地内に施設のあるクラブです。

15:00 学年やクラスによって下校時間が違うので、子どもたちがチラホラと集まってきました。

ランドセルや荷物をロッカーに入れて、連絡帳を指導員の方へ渡しています。

15:30 おやつの時間です。

学年ごとではなく、いろんな学年の子を縦割りしたグループに分かれていすに座り、当番の子が前に出て「いただきます!」

楽しくお話しながら、他のグループの子たちとも笑いながらおやつを食べていました。

おやつも飲み物も自分で取りに来て、ゴミも自分で捨てていました。感心!

家で一人、帰宅後におやつを食べるよりも、みんなでお話しながら食べるほうが、きっと楽しいでしょうね。

16:00 外遊びの子どもたち、宿題を進める子どもたち、ぬり絵やブロックで遊ぶ子どもたち。

何をして過ごすかは、子どもたちの自由です。

宿題は友だちとするほうが楽しい!と言う子もいました。

外では、運動場で指導員さんに見守られながら鉄棒をしたり、サッカーをしたりしていました。必ず帽子をかぶって外に出ることにしているそうです。

16:20 ほとんどの子は17:00に帰宅をしますが、習い事や保護者が帰ってくる時間に合わせて帰宅をする子もいます。

連絡帳にその日の帰宅時間を書いていれば、指導員の方が時間になったら声掛けをしてもらえるそうです。

保護者の方がお迎えに来ている子もいましたよ。

16:50 帰りの会が始まりました。

当番の子が前に出て、帰宅するときのルールを読み上げます。

そして17:00以降に保護者のお迎えがある子以外は帰宅をします。

17:00 保護者がお迎えに来る子どもたちは、引き続き友だちと遊んだり、本を読んだりしながら保護者を待っていました。

※時間や活動内容、指導員の業務内容はクラブによって異なります。

※このクラブでは、土曜日や夏休みなどの長期休業中、10時までは宿題をする時間、朝のおやつ、お弁当の時間、希望があればお昼寝の時間を設けているそうです。

育成クラブ

 

驚いたのは、子どもたちがとても楽しそう!クラブの部屋はとてもにぎやかでした。

友だちと笑いながらおやつを食べたり、教え合いながら宿題をしたり、元気に外で遊んだり。

「早く帰らなきゃ!」と仕事を頑張るママを、家で「ママはまだかなぁ・・・。」と待つより、友だちと一緒に過ごしているほうが楽しいですよね。

クラブで楽しく過ごす子どもたちを見守ってくださる指導員の方にもお話をうかがいました。

 

子どもたちが楽しく、安全に過ごすことをとても大事にしているので、連絡帳で保護者の方と情報のやり取りをして、お子さんが帰る時間や心配事など一緒にその子のことを見守っています。

危険なことがあれば注意しますし、他の子とのトラブルがあれば解決できるように話をすることもあります。

みんなが喜びそうなおやつを用意したり、水分補給をしっかりとしてもらうために麦茶を毎日用意することも私たちの役目です。

このクラブは18時までですが、子どもたちはお迎えが遅くなると、とても不安を感じてしまいます。

18時までのお迎えは必ず守っていただきたいです。

18時を過ぎたからといって、子どもだけでは絶対に帰らせることはできません。

 

指導員の方は、子どもによって帰る時間が違うので、その時間になったら声掛けをしたり、おやつや飲み物の準備に片付け、外遊びの付き添いや部屋遊びでもあやとりを教えてあげたり、活動に使うものの準備と片付け、友だち同士でトラブルがあれば仲裁、帰宅時に持ち物がなくなった子の探し物、人数確認、連絡帳や日誌の記入と分刻みのスケジュールで指導員の方は子どもたちのお世話をされていました。

子どもたちが安心して、安全に楽しい時間を過ごせるのは、指導員の方の力は大きいです。

「放課後児童クラブ」は、働くママと子どもたちのための強力な味方ですよ!

育成クラブ

育成クラブ一覧表(お住まいの地域名をクリックすると表示されます。)<熊本市> <八代市> <天草市> <玉名市> <宇城市> <合志市> <荒尾市> <山鹿市> <益城町> <大津町> <阿蘇市> <水俣市> <熊本市以外全域>

 

☆ADVISOR☆
熊本市役所 青少年育成課
井上 雅弘さん

こっちも読みたい!!