処方箋117歳と5歳の子どもがいます。

テレビで最近よく聞く「働き方改革」って何ですか?

ワーキングマザーがトクする何かが始まるの?

 

「働き方改革」や「一億総活躍社会」という言葉、よくニュースで出てくる言葉ですね。
今の日本が持つ課題をどうにかしようという取り組みです。

このままでは働く世代の人口が減り、社会の仕組みが変わってしまうことで、もっと景気が悪化するかもしれない・・・

日本の未来をもっと明るくするために、2016年から始まったこの政策。

目標は、
● 過剰な残業や仕事量の負担をさせる、いわゆるブラック企業をなくす
● 正社員でもパートさんでも、同じ仕事をする人には同じお給料を支給する「同一労働・同一賃金(待遇)」
● 女性・高齢者の就労促進   などなど

 

ちょっと詳しく見てみましょう。

過剰な残業や仕事量の負担をさせる、いわゆるブラック企業をなくす

もともとは「残業時間の上限を、1か月の場合は45時間」までとしていましたが、実際にはこのルール、やり方によっては無視できちゃうもの・・・。

それを、「1か月に45時間までは変わらないけど、忙しくてしょうがないときは100時間までにしましょう。でもこれは無視できないからね!!」とすることにしました。

つまり、今まではどれだけ残業しても罰則を逃れることができましたが、これからは上限を超えたら罰則から逃げることはできないということです。

この新しいルールは2019年からスタートする予定です。
ただし、運輸業やお医者さんなど、いくつかの職種では準備期間を長くとって、スタートを遅らせることになりました。

 

残業時間の上限をまとめると↓こんなかんじ。○の場合でも十分つらそうだけど…。

原則は月に45時間まで、年間360時間まで。
特別の事情がある場合でも、年間では720時間まで。
単月では100時間まで。(休日労働時間も含む)
月に45時間を超えていいのは 年6回まで。
2か月の平均、3か月の平均、4カ月の平均、5か月の平均、6か月の平均がすべて80時間までになるように。
たとえば・・・
○ 4月 42時間、5月 100時間、6月 40時間、7月 90時間、8月 40時間、9月 90時間
× 4月 50時間、5月 100時間、6月 95時間、7月 90時間、8月 50時間、9月 100時間

働き方改革

正社員でもパートさんでも、同じ仕事をする人には同じお給料を支給する「同一労働・同一賃金(待遇)」

これは、正社員でもパートさんでも、契約社員でも、同じ仕事内容なら、同じお給料や福利厚生を与えましょう、ということ。

今は、たとえば…正社員だからボーナスがあって、手当がついて、提携スポーツジムも利用できる。
同じ正社員の中でも、やっている仕事は若手のほうがボリューム多いし、内容も同じなのに、勤続年数が長いからお給料が高い。

こんなことが起きていますよね。

今後はこうなります。

正社員と非正規社員(パート、契約社員など)との格差をなくしてモチベーションアップ。
差があってもOKなもの、差があってはNGなものをはっきりと決める。(ガイドライン)
それをしっかり法律に入れて、「この法律を守っていませんよね?」って言えるように、法律を整備する。

これらのガイドラインや法律は、2019年からのスタートを予定しています。

 

働き方改革

女性・高齢者の就労促進

子育て世代や定年退職後の世代も、そのライフステージに合わせた働き方ができるような環境作りを目指しています。

他にも、病気の治療をしている方、障がいのある方、家族の介護をしている方も、医療機関や支援サービスと相談しながら、ひとりひとりに合った働き方ができるようになります。

 

具体的にはこんなこと。

自宅内での勤務(テレワーク)ができるように、ルール作り(ガイドライン)や教育訓練の支援を行う。
教育訓練給付金の金額アップ、利用できる期間の延長。
中卒・高校中退者の高卒資格取得へ向けての支援。
治療中の病気がある方に、病院と企業の間に立つ「両立支援コーディネーター」を設置。
保育士さん、介護職員さんのお給料アップ。
育児休暇給付を最大2歳までに延長。
男性も育児・介護休業を取りやすい仕組み、法律をつくる。
仕事をしていない期間が長かった人向けの再就職支援。
配偶者控除の収入制限を150万円に引き上げ。

もうすでに始まったものもありますが、これからも徐々に始めていく取組みです。

働き方改革

 

この政策が実現するために、必要不可欠で大きな課題でもあるのが「人手不足」。

働き手を増やすためにやろうとしていることなのだけれど、残業を減らすのも、働きやすい環境を整えるのも、人手が足りないようでは、なかなか思うようにはいかないですよね。

AI(ロボット)やセルフサービスも増えてはきているけど…。

 

なので、こんなことも始めます。

外国人材の受入れ。
経済的な事情があっても、幼児教育や高校、大学に通えるように援助する。
障がい者へ最新技術を活用した補装具を普及。

 

とは言っても。

残業の上限を決めても、タイムカードさえちゃんとしてれば、サービス残業はできるでしょ?

いやいや、私はパートでいいもん!正社員に憧れているわけでもないし、差なんて気にならんし。

休暇を取りやすくしたら、ますます人手不足じゃないの?

自宅勤務(テレワーク)って、勤務時間をどうやって管理するの?長時間労働になるんじゃない?セキュリティも心配。

 

などなど、課題もあるし、本来の目的とは違う方向に行っちゃうもことも。

 

本当に実現できたら、これまでの「残業する人のほうが優秀」、「子どもを産んだら退職」、「休みを取りにくい雰囲気」が払しょくできそうですね。
実現までには、まだまだ時間が掛かりそうですが、着実に動き始めていますよ。

実際に熊本でも導入している企業が増えてきています。

まだまだクリアしなければならない課題もありますが、将来的には働く人の生活スタイルに合わせた働き方が選べるようになるでしょう。

仕事の時間も家族との時間も楽しめるようになる。

これってとても素敵なことですよね!

 

子どもの年齢やママのスキルアップ、介護のスタートなど、そのときの自分に合わせた働き方ができる時代がやってきますように(≧m≦)祈

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