ふだん、子どもたちが学校や保育園でどんなことをしているか知っていますか?
一番仲良しのお友だちは誰でしょう?
そのお友だちとはどんな遊びをしているでしょう?
「あたし、不幸ばっかり・・・。」とか言ってません?
なんとなく、元気がないように見えません?
気にはなっても、なかなか聞き出す時間を作ることは難しいですよね。
あまりムリヤリ、しつこく聞くと「ママ、ウザい!」と言われてしまうかも・・・。
そこでっ!夕食の時間に「いいこと発表」をしてみましょう。
夕食を家族でかこんで、食べ始めたら、ママのひと声から始まります。
元気よく、明るい声で「いいことはっぴょー!!!イェイ!!!」
ママからスタートでも、日替わりでも。
手を挙げて「はいっ!」と挙手制にしてもいいですね。
その場にいる家族が順番に、その日にあった「いいこと」を自分の言葉で言ってもらいます。
子どもたちなら、
「昼休みに、長なわとびで100回飛べてうれしかった!」
「消しゴムを忘れたけど、となりの子が貸してくれて助かった!」
「DSで○○くんと対決したら、オレが勝った!」
ママやパパなら、
「お客さんにもらったギフトのお菓子がおいしかったから、他のスタッフよりいっぱい食べた!」
「絶対今日中に終わらせなきゃいけない仕事が、ちゃんと終わった!」
「○○(子ども)が100点のテストを見せてくれて、うれしかった!」
どうしてもいいことがひねり出せないとき。
「何もいいことなんてなかったし・・・。」と言われるとき。
たぶん、あります。
子どもだけじゃなく、大人でも。
そんなときは、「今日の夕ごはんおいしい?」「うん・・・。」「じゃあ、いいことじゃん!」
夕ごはんだけではなく、給食だって、おやつだって。
他にも「ケガしなかった?」「忘れ物しなかった?」「先生から注意されんかった?」どれもなかったとしたら、「じゃあ、いいことじゃん!」
この「いいこと発表」の効果って、子どもたちが今日どんなことをしていたかがわかるだけじゃないんです。
日ごろ、実は起きている「幸せ」にも、子ども自身が目を向けることができます。
「いいことなんて、何もない・・・」なんて、そんな毎日じゃないんですよね。
それに、自分に起きた「いいこと」を、自分の言葉で伝えるチカラ。
この練習の場でもあります。
それから、家族に起きたいいことを、みんなで共感すること。
笑顔は不思議と伝染します。
うつるんですよねぇ~。
ママは子どもを、子どもは親を、誇らしく(ほこりに)思える瞬間でもあります。
いいことを発表してくれたら、それを聞いた感想のコメントや、もうちょっとくわしく聞いてみたりと質問をしてみてください。
「すごいね!誰と一緒にしたの?」
「よかったね!○○ちゃんは何か言ってた?」
「へ~!ママもうれしいよ!やってよかったって思う?大変だったんじゃない?」
そこから家族の会話が始まります。
夕食の時間は、テレビの音や「ちゃんと食べんね!」と怒りの声だけではなく、会話を楽しむ時間にしてみましょ♪
もし、何回も「べつに・・・。」が続くとしたら。
単純に「めんどくさい」気持ちからのこともありますが、もしかしたら自分に起きたいいことを「いいこと」として感じられない原因があるのかもしれません。
食事以外の時間も「やたら、ため息が多い」「朝から家を出るとき、なんだか足が重そう」「ぼーっと天井を見ている」なども見られたら、心のケアを必要としている可能性もあります。