いろんな制度や何か契約をするときに、よく「収入」や「所得」という言葉が出てきますよね。
でもでも、「収入」も「所得」も、もらったお給料の事じゃないの?
ん~たしかにもらったお給料でわかる数字のことなのですが、「収入」と「所得」は別の数字なんです。
コレ、年末や年明けにもらう「源泉徴収票」です。
昨年のコレ、まだ大事に持っていますか?
この源泉徴収票にはあなたの一年間のかせぎっぷりが載っています。
4つの色がついた四角があります。
一番左のピンクの四角が、あなたの「収入」です。
ブルーの四角があなたの「所得」です。
グリーンの四角はあなたが受けた「所得控除」の合計金額です。
健康保険料や厚生年金など給与から引かれるものだけではなく、所得控除は14種類あり、受けるためにはそれぞれ条件があります。
「所得」から「所得控除」を差し引くことで、払わなきゃいけない源泉所得税が安くなるのです。
イエローの四角があなたの「源泉所得税(所得税)」です。
「収入」と「所得」は金額がちがいますよね。
ちょいと見づらいですが・・・。
毎月もらう給与明細、こんなカンジの紙をもらう方が多くいらっしゃると思います。
基本給や残業手当、資格手当、通勤手当などもらえるお給料の合計が「支給額合計」や「総支給額」という言葉で書いてあります。
「雇用保険料」や「源泉所得税」、社会保険に入っている方は「健康保険料」や「厚生年金保険料」などお給料から引かれているものを給与からの「控除(こうじょ)」といいます。
そして、「支給額合計」から「控除」を引いた金額を、現金や振込みでお給料としてもらっているはずです。
「月給15万円」のお仕事でも、お給料から引かれる分もあるので、実際にもらえるのは15万円より低くなります。
その実際に手にするお給料の金額を「手取り」といいます。
ここまでは給与をもらう方の場合でした。自営業や年金で生活している方などは、源泉徴収票の代わりに確定申告書に記載があります。
ピンクの部分の合計があなたの「収入」で、ブルーの部分があなたの「所得」です。
このへんのお話って、なかなか学校では教えてくれないことですし、言葉を見ただけで「むずかしそう」「めんどくさそう」って思ってしまいますよね。
でも、このへんの言葉を知っておくと、お得な制度やもらえるお金を今までよりも見つけることができるかもしれませんよ♪